定年後の趣味にお勧めの登山。登山には体力が必要だと思うかもしれませんが、登山はどちらかといえば筋力より持久力。ゆっくり歩けばそれほど体力は必要ありません。
九州には2千メートルを越える山はありませんが、北九州周辺だけでも日帰りで十分に登山を楽しめる低山は多くあります。そのひとつが英彦山山系です。
英彦山 猫の丸尾
猫の丸尾というのは、標高1,044メートル。国土地理院の地図によると正式な山の名前ではありませんが一応立派な山の名前として知られています。
英彦山大権現近くに登山者駐車場があります。そこから大南林道を鬼杉に向かって歩いて行くと一時間半ほどで分岐があります。右が岳滅鬼峠で左が猫の丸尾に行きます。
ゲートを過ぎて、砂利道を進んで行くと、登山道はジグザグに登って行きます。まわりは深い森の中へと入って行きます。
森の中をしばらく進んで行くと突然開けた場所に出ます。
そこだけ森がなく草原が広がっています。草原を横切って反対に進むと木々のまばらな尾根の緩やかな斜面を登て行きます。すると猫の丸尾への急斜面が現れます。ほぼ45度に近い急斜面で、ふくらはぎが痛くなります。ここはゆっくりと休憩しながら登りましょう。
やっと山頂に到着。誰が作ったのか、黒猫のシルエットがおしゃれな山頂標識あります。ここまで駐車場を出発して約2時間半くらいです。
籠水峠
山頂から反対に下って30分ほど行くと、籠水(こもりみず)峠に到着します。ここは裏英彦山、鬼杉、猫の丸尾分岐となります。尾根を下りると前方に巨大な岩壁立ちはだかっています。そそり立つ岩壁はなかなかの迫力です。
このが岩壁の頂上は、鹿の角と言う、猫の丸尾と同じく正式な山名ではありません。
裏英彦山の方には行かず、岩壁の下を鬼杉に向かって下って行きます。木にははっきりと赤いテープが巻かれていので、これで鬼杉を通って大南林道に出れば駐車場に到着だ、と思ってテープをたどって軽快に緩やかな下りを軽快に歩いて行きます。
目印があるので安心だと思いあるきながら一応確認ため、YAMAPの地図を確認すると、いつの間にか鬼杉へのルートから左に大きくずれていてこのままでは、鬼杉を通らずに大南林道に合流してしまいます。
別にこれでも問題はないのですがが、時間には余裕があるので、軌道修正して右に曲がりYAMAPを見ながら鬼杉を目指します。鬼杉が近づいて来ると杉の巨木が目立って来ました。回りは巨木に囲まれて太古のもりと言う雰囲気があります。
鬼杉
少し遠回りをして鬼杉にやっと到着します。
鬼杉から玉屋神社を経由して、約5時間半で駐車場に到着。順調に行けば十分に5時間では一巡できる登山です。
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